2006年2月22日

むかし洋楽・反則番外編 ― Terremoto de Jerez ―

 フラメンコというと何が最初に思い浮かぶでしょうか?たぶん“踊り”だという人がほとんどだと思います。私もそうでしたし今でもそうです。なんといっても視覚から入る印象は強く、ましてやあの踊りは魔性の力を持っていて、魅かれる人はとことん引きずりこまれてしまうからです。

 スペインあるいは日本で、タブラオと呼ばれるフラメンコを観ながら食事ができるレストランに行ったことがある人はご存知だと思いますが、ショーのステージには踊り子以外にギタリストと歌い手がいます。普通はまず歌とギターで音楽が始まり、ややあって踊りが入ります。スペインでは夜がふけるにつれてベテランが出てくるようになるのですが、それは同時に、ひょっとしたら歌だけあるいはギターだけのフラメンコが聞ける時間かもしれません。

 歌とギターと踊り。もちろんこの三つが相乗してあの魅力的な世界はできあがるのですが、実は音楽の部分、とりわけ歌こそがフラメンコがフラメンコたりえる根幹だということはあまり知られていません。バイレ(踊り)のないフラメンコはありえますが、カンテ(歌)のないフラメンコは絶対にありえないのです。なんか難しいことを言っているようですが、例えば日本の民謡を考えた時、音楽のない佐渡おけさやソーラン節が考えられないのと同じことです。

 やたら前置きが長くなってしまいましたが、Terremoto de Jerezはそのフラメンコを唄う歌手、カンテオールです。「ヘレス出身のテレモート」という意味ですが、テレモートは本名ではなく、その歌声が聴く者の心を震わせ揺さぶるものであったところからついたと言われている通り名です(Terremotoは地震という意味)。こういう名付け方なので彼以外にもテレモートという歌手はたくさんいて、私が聴いたのは1981年に亡くなったテレモートです。かなり昔のカンテオールなので、今では大家や巨匠と言われているようです。

 私は20代のころ6年ほど踊りのマネゴトをしていただけですし、一番入れ込んでいた時でもそれほど多くのカンテを聴いたわけではありません。スペイン語もほとんどわかりません。また、最近のカンテやバイレの情報にはとんと疎く、若いアーティストのことも知りません。しかしテレモートのCDを聴くたびに、フラメンコに魅入られるということに、そういう諸々の情報みたいなものは何の意味も持たないことがよくわかります。

 なぜなら、テレモートの歌声を聴く時、私は必ず泣いてしまうからです。

 多くのヒターノのカンテオールがそうであるように、テレモートも生まれた時から歌とギターと踊りに囲まれていました。フラメンコに関わるヒターノにとって、唄うこと弾くこと踊ることは生きることであり、生きることは唄うこと弾くこと踊ることです。だからテレモートにとってもフラメンコは仕事というより人生そのものであり、生きていく中で起きる辛いこと楽しいこと、怒り悲しみ喜び全てが彼の中で歌声に変わって口からむき出しに流れ出ているのです。歌詞はありますがそれは言葉ではなく魂そのものであり、中にある何かとても言葉で言い表せないものがいつも私の心の奥深いところに触れるのです。

 実は20代のころはこれほど泣けてきませんでした。心にドンとくるものは同じはずなのですが、私みたいなやつでも少しは歳を重ねることで感ずるものが増えたのかもしれません。単に涙もろくなってるだけなのかもしれませんが。

2月 22, 2006 旅行・地域 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年11月 4日

猫まんじゅう

 「俺がお高くとまってるみたいじゃないかー」と夫からクレームがつきまして(日間賀島の猫写真のこと)、追加でまた二枚もらいました。
(クリックするときちんとしたサイズの写真になります)

 この四匹はとても仲がよく、グレーっぽい縞猫がちびすけのお母さんなのですが、黒猫もお姉さんがわりによく遊んであげていました。ちびがかなりオテンバで黒猫の顔面に何度もネコキックをかますので、最後は逃げ出してましたが(笑)。
DCS038358 四匹いっしょでふかふかほかほか。一番お得な位置はキジトラの場所ですね。

DSC037886 逃げ出す黒姉さんのしっぽに飛びかかるの図。

11月 4, 2005 旅行・地域 | | コメント (5) | トラックバック (0)

2005年10月28日

猫島計画ついに

 今週の頭に、やっと念願の日間賀島へ行ってきました。去年の冬に計画していたのですが、なんだかんだでいきそびれ、春は私のめまい騒動でだめになり、夏は暑くて猫さまが昼間外に出てきてくれないので却下 (第一目的が猫の写真を撮ることなので重要ポイントなのです) で、一年たってようやく実行できました。

 猫が多い島 (大体において島には猫が多い) とは聞いていたのですが、いやはや…!もう日間賀島ではなく「ネコうじゃうじゃアイランド」と呼ぶことにします。とにかくぶらぶら歩いてふと顔を上げると、たいていそこに猫がいるのです。一匹そうやって見つけると必ず二、三匹はいます。狭い路地を曲がるといきなりいたり、塀の裏側や民家の庭などに目をやると昼寝してたりと、もう猫好きにはたまらない環境。性格もさまざまで、すぐ逃げちゃうのもいれば、野良でも寄ってきて一緒に遊んでくれるやつもいました。

 猫の写真を撮るのは夫の趣味なのですが、彼はすっかり島のとりこになってしまったようで、すでに次にいつ行くか算段をしています。今回は一泊しましたが、名古屋近郊からなら日帰りでも十分行ける距離ですし、名物のタコ(一年中OK)と河豚(秋冬のみ)は大変美味です。真冬はちょっと寒いかもしれないけど、うまくいけば猫と一緒にのんびり港でひなたぼっこができます。次はいつ行けるかなぁ。

 写真を入手したので追加など。(クリックするときちんとしたサイズの写真になります)
 港で会った子です。人なつっこく、しばらく一緒に遊んでくれました。若い雄猫でなかなか甘いマスク。人間ならモテそうです。この写真では見えませんが、背中に刷毛でさっと描いたような白い模様があるので、ハケ白ちゃん(ハゲではない)と命名しました。
DSC038070 本当は四匹丸まってオヒルネしているかわいいのとかいっぱいあるのですが、撮影者が写真の出来に納得がいかないと言って載せるのを許可してくれないのです。ちぇ。
tako えーとこれは猫ではなくタコの干し物です。地元の人はこうやってタコを干すらしく、島のいたるところで見られる風景ですが、なんとこれは二階の軒先からまるで洗濯物のように干されていました。

10月 28, 2005 旅行・地域 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2004年11月23日

猫島計画

 危険物は去りましたが、禁断症状が出ております。
 できない、と言われるとよけいにやりたくなってしまうのが人情ですが、それでなくても、うっかりβテストに参加しちゃったせいで、飢えたオオカミのような思いをしている日本人プレイヤーは多いようです。とある御仁は耐えられずに、しばらくWarcraftIIIで遊ぶ!と言ってソフトを注文していました。はたして我らにWoWへの道は開けるのでしょうか(我ら??)。

 さて、来月はボーナスがやってきます。夫と私には以前から立てている計画があって、それは日間賀島へ行くことです。三河湾に浮かぶこの小さな島は、ふぐやタコ漁で有名なのですが、もうひとつ私たちにとって重要なポイントがあります。

 日間賀島は猫がたくさんいる島なのです。

 最近すっかりアマチュア猫写真家と化した夫は、この旅行をそれはそれは楽しみにしています。天気がよくないと写真は撮れないので、天気予報とにらめっこし、ぎりぎりで宿を予約するつもりです。お正月前なので混んではいないと思いますが、ふぐのシーズンなので、多少心配ではあるのですが。

 一般的に島という土地は自動車が少なく、人々の日常もゆったりとしていることが多いので、猫も居心地がいいのでしょう。猫スポットになっている島は他にもたくさんあると聞いています。坂が多い街も、自動車の往き来が激しくないので猫は住みやすいようです。

11月 23, 2004 World of Warcraft, 旅行・地域 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2004年7月22日

神戸一泊記

 実家からの帰りに神戸に一泊して遊んできました。が、日ごろのものぐさっぷりがたたって、1日歩きまわっただけでへばってしまいました。このままだと絶対足腰が弱って恐ろしいことになりそうなので、心を入れかえて散歩を日課にしようと誓ったのですが、どうなることやら。夫は何も言いませんが、その顔が「続かないだろうねぇ」と言っています。

 到着した日は、お昼を南京町で食べました。同じ中華街でも横浜とはかなり雰囲気がちがうんですね。面積は横浜のほうがはるかに広いけれど、熱気や活気は神戸のほうが10倍くらいある気がします。店の入り口の屋台に、豚まん、シュウマイ、ゴマ団子などが山盛りに並び、どの店もおねーさんやおにーさんが元気いっぱいに呼び込みをしてました。予想していたのとだいぶ違ったのと、調子にのって点心を食べすぎたのとで、黒タピオカ入りのジュースを飲みそこねてしまいました。残念。

 実は神戸には猫好きバンザイスポットがあります。以前、夫が出張で行った時に偶然発見した場所なのですが、今回の主目的はそこで猫を見ながらボーっとすることでした。夫はもちろん写真を撮るのが目的です。1匹もいなかったらどうしようと気をもんでいたのですが、行ってみると5、6匹のノラ猫がゆったりオヒルネをしてました。
 おどかさないように、ゆっくりじわじわと近づき、そばのベンチに座ります。みなちょっと顔を上げて警戒しますが、こちらが知らん顔をしていると、「ま、じゃましないなら、そこにいてもいいよ」ってな感じで、また昼寝に戻ります。こういう場所はノラ猫様が大将なので、決して人間のほうがダダッと近寄ってはいけません。

7月 22, 2004 旅行・地域 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2004年7月15日

あおいひかりの超特急♪

 夫の出張に便乗して、ちょっと早めの里帰りをすることにしました。はるきちは夫の実家でお留守番です。

 夫のアイデアで、ひかりレールスターとかいう車両に乗ることになりました。最初は、まぁ少年心につきあってあげるか程度の気持ちだったのですが、このへんを見てみると、なかなかいいじゃないですか。座席ひろびーろ。

 というわけで、ちょろっと留守になります。

7月 15, 2004 旅行・地域 | | コメント (4) | トラックバック (0)